リアル・スティール

>>22
＞９１１テロの時、被害者が勇敢に戦ったとかいう映画

まさか『ユナイテッド９３』？

もしそうなら、あれは
“ブッシュはアメリカを救った英雄だ何だと持て囃したが、実際は皆家族に会うために必死だっただけなのだ”
と、実際の状況や極限状態の人間の本質に迫ったもの。

神に祈りながら死を待つテロリストと神に祈りながら助けを求める乗客の対比も鮮烈で、
当初は映画化に反対していた遺族も、徹底したリサーチと対話によって了承、遺族からも絶賛された作品（監督はジェイソン・ボーンシリーズ等のポール・グリーングラス：ドキュメントタッチが得意）。
商業主義にも走らずサントラの便乗商売も避けた。

日本では新宿で上映してたけど、ネットでの評判も後押しし（９１１すらネタにして映画化かよ…という蔑みが、鑑賞後に賛辞へと変わる）、かなりの期間満席だった。
『アメリカ自画自賛的な映画』とは全く逆に位置する作品で
『問題の本質を明らかにする、その問題をどう解決していくのか』という、まさにそういったテーマが詰まった最右翼の作品。

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