とりあえずこのスレじゃ俺は押井監督作品について語ってないから、そろそろ俺も本題で参加。
イノセンスは俺も名作だと思う。
というか評価されにくい理由の一つは、鈴木プロデューサーの判断で続編という臭いを消されて公開された事が多いと思う。
あれを前作を観ずに、しかも予備知識無しでいきなり観たら誰だって理解出来ない。
そもそも前作からしてとてつもなく難解な作品だったし(恥ずかしながら俺は、1は3回観てやっと理解できた)
でも、実は予備知識と、基本的なストーリーを押さえてたら「イノセンス」それ自体はそれ程難解なストーリーでもないんだよね。
セクサロイドによる持ち主殺害事故(事件)の多発を捜査する、二人の刑事(刑事じゃないけど)のバディムービー。
実は噛み砕くとそういう娯楽作品なのに、そこに色々と肉付けがなされて、また意図的に解りづらく作ってあるから面白さに気付くのに時間が掛かる。
余程集中して見聞きしてないと、そのシーンが何を意味するのか理解する前に場面が展開するし
登場人物も他の映画の様な解りやすい説明台詞は吐いてくれない。
結局、楽しむまでに観客が努力をしなくちゃいけないので(まぁそれはイノセンスに限らず、押井作品全般に言える事だけど)
普通の人は面白さに気付く前に観るの止めちゃうんだよね。
しかし、だからこその面白さがあるからバランスって難しいなぁと思う。
返信する