役者のはまり役を考える


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030 2012/02/01(水) 00:00:23 ID:8ZJCYrFOAk

芝居や演技ってのは、やっぱり感情から生まれるモノで、理屈を計算して出来るモンじゃない。
ビッチじゃない女がビッチ役をするのは無理が出るし、今んところハッピーです!って奴がシリアス物はムリ。
殺人鬼の役なら前科者が・・ってワケじゃないけど、人を殺したい感情なら誰でも持った事がある。
なんつうか、地元の小さな町を良くしたいと思ってるオッサンとか、総理大臣の役とかハマりやすい、みたいな。

良い作品・面白い映画ってのは、人を見る目がある監督と、自分の意見を世間にぶつけたがりの役者が揃って出来上がる。
ハリウッドの監督達の強みはそこで、テロリスト映画を撮りたいと思ったら、すぐさま「ヒネくれ最中」の役者をさがす。
恋愛映画を撮りたいと思ったら、恋愛に興味を持ってる男女をさがす、というか探し当てる。

人間は、年々考えてる事が違う。去年は愛について、一昨年は金について、今年は仕事について、とか年々変わる。
ブラピが恋愛にハマってたら恋愛映画を作りたい監督に呼ばれて、グレてる最中だったらワル映画に抜擢される。
しかもただ意見があるだけではダメで、その役者が「世間にぶつけて分からせてやる!」といったロック魂が必ず必要。

その役者の考え方が正しいかどうかはどーでもよくて、とにかくその役者が「自分が正しい!」っていう気持ちがあるかどうか。
例えその俳優・女優の考え方が間違ってても、強い気持ちがあれば、世間の人々に強い印象を与える存在感をはじき出す。
だから役者には社会不適格者が多い。ダメ男女が多いかもしれないけど、多くの人々を楽しませてるからこそ大金を手にする。
世間の人々に元気を与えたいと思ってる監督と、世間の人々に説教ブチかましてやろうっていう役者がいないと良作は生まれない。

役者の人間が、ただ単に「その役をこなそう!こなしてみせる!」っていう気持ちだけでは全然足りないんだよ。
演技が上手いって評価されたいからハマろう、って考えではダメで、その役を通してメッセージを伝える気持ちが無いとな。
今の日本の監督とか役者達のインタビュー見てたら、緊張した素人みたいだよな。アイツらには到底ムリ。ムリ過ぎる。

長くなるから〆る。

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