超映画批評 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」35点


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001 2015/06/30(火) 14:52:29 ID:Xv757wD3lM
マーベル・シネマティック・ユニバースのシリーズは世界中で絶好調で、ヒーロー総登場の「アベンジャーズ」(12年)の続編である本作などは米国歴代5位のメガヒット中。だが、そうした好景気に気がゆるんだか、作品の出来映えは極端に悪化している。

アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は人類を守るための人工知能ウルトロンを完成させる。だがウルトロンは暴走し、人類を地球の敵だと認識して攻撃を始めるのだった。

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」を見ていると、ヒーロー軍団のあまりの無能ぶりにうんざりするはずだ。

そもそも自分たちが作り出した人工知能が暴走し、地球をぶちこわすような大破壊戦闘を繰り広げながら、どの口で「人類を守る」などと言うのか。悲劇の英雄気分に悦に入っている場合じゃない、お前がまずやることは焼き土下座である。

だいたい、そもそもの原因はおまえたちであって、巻き込まれる庶民はたまったものではない。これじゃウルトロン(暴走した人工知能)でなくとも「元凶はアベンジャーズ」と言いたくなる。こちらの方がよほど的確な判断をしているのではないか。

相変わらず我が強くてチームがまとまらず、ぐずぐずしながらも、それでも最後は力を合わせてエイエイオー! ともりあがっているのを見ていると、おまえらいったい何と戦ってんだと空しくなってくる。いっそおまえたちがいない方が平和なんじゃないか、そんな風にすら思えてくる。

なるほど、ハリウッド映画のヒーローはアメリカ合衆国の比喩というのが定番だが、これもそうだとするならば、なかなか自虐的で過激なメッセージである。

とまあ、概論としてはそんなところだが、個別のキャラクターを見てもこれがひどい。

とくにひどいのがリーダーのキャプテン・アメリカで、はっきりいってこいつはリーダーとしては一番不適切だ。なにしろチーム一のねぼすけだけあって、全く成長が見られない。
http://movie.maeda-y.com/movie/02000.ht...

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