ターミネーターはシリーズ３作目が一番面白い

ターミネーター１では、機械側が歴史を変えようとする（ジョンが存在しなかったことにしようとする）。
人類側はそれを阻止しようとする。
結局、ジョンは生まれることになり、歴史は変わらない、というエンディング。
もっとも、ジョンが未来の抵抗軍の戦士・カイルの息子であったという決定的なタイムパラドックスを残してしまったが。

ターミネーター２では、人類側が歴史を変えようとし、スカイネットが作られないように、チップやパーツを壊そうとする。
つまり、スカイネットの誕生は、「１」で送り込まれたターミネーターの残骸であるチップやパーツ（未来のテクノロジー）
が原因だということになっている。
タイムパラドックスの上塗りだ。
まあ、好意的に見れば、「１」で歪められた歴史を修正した、ともとれる。

ターミネーター３では、「スカイネットはターミネーターのパーツというオーバーテクノロジー元にして作られた」
という推測を覆し、結局スカイネットは誕生してしまい、歴史は変えられないのだ、というエンディングにしている。
「タイムトラベルSF」を見たり読んだりするとタイムパラドックスが気になって仕方がない人間としては、Ｔ３が一番許せる。

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