別にラブコメでもエログロでもおバカ系でも何でもいいんだよ。
「映画は社会派モノ以外は認めない」なんてアホのインテリみたいな事は言わないよ。
「尻怪獣アスラ」っていう結構有名な超フザけまくったアホ映画があるけど、
俺はその作品を見て、制作者達に対して嫌悪感はまったく沸いてこなかったよ。
なんつうか、ただ単に見てる人達と一緒に楽しい気分になりたくてつい・・みたいな感じだった。
今の邦画・ドラマのおバカ系の作品ってのは、ひたすら「人気者になりたいだけ」な印象しか無い。
毎回毎回、まず俳優・女優の奴らが「自分の顔やファッションが一番重要です」って感じなんだよな。
「ええ〜そんな〜!ボヨヨヨ〜ン!」ってフザける演技でも、絶対に顔を崩そうとしないバカタレっぷり。
発表記者会見とかでも、監督と役者達はずーーーーーっと顔の表情と服装を死ぬ程気にしてるし。
「作品の評価よりも、とにかく俺・私の見た目が世間で認められればいい」っていうプロ意識の薄さ。
とにかく、コイツらはコメディ系をやる時「笑わせたい」っていう意識がまず無いっすよ。
今の邦画・ドラマは、OLやリーマンが値段が高そうなシャレたバーで飲むシーンがとにかく多い。
なんか、昔に売れた昭和のドラマを見本にしてるんだよな。(アホな事にセリフまで昭和という頑なさ)
あの当時はシャレたバーで「そうじゃないわよ?」っていうのが日常的な光景だったから見入るんであって、
今やったって全然意味ねーんだよ。
それよりかは居酒屋で「まずはシーザーサラダっしょ?」とかやった方がいいんだよ。
バカみたいに忠実にバブル時代の恋愛ドラマみたいのばっかやってさ。
リーマンがコンビニの店員に恋をして、何曜日と何曜日のシフトに入ってるのか調べたりとか、
勇気を振り絞ってメアド書いた手紙渡そうとしたら店長に目をつけられたりとかして、
吉野家で牛丼食いながら「あの店長死んでくんないかな〜w」とか言うシーンがあれば普通に見入るよ。今よりかは。
国家をからめた社会派作品なんて千年早いよ。それはどーせムリ。
まずは現実味のある一般社会人の問題をリアルに描く気持ちをもってからスタートだよ。
長くなるから〆る。
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