第二次世界大戦終結の3年後に公開されたイタリア映画の傑作と言われる「自転車泥棒」。
観た人はいるだろうか?
主人公は無職の貧困家庭の父。2年ぶりに職業安定所からポスター貼りの仕事をもらえたのだが
その条件は自転車の持ち込み。質に入れた自転車を取り戻すために嫁がシーツまで売り払い、
なんとか仕事に就くことができたものの、出勤初日にその自転車が盗まれてしまう。
このままではせっかくの仕事が無くなってしまう。父は息子を連れて必死で自転車探しに出かける。
来る日も来る日も手がかりはゼロ。しかし転機は訪れる。自転車泥棒の男を見つけたのだ。
しかしその泥棒の家からは自転車は見つからず、その男の仲間たちからひどく非難され、
父は打つ手を完全に失ってしまい、やり切れなさからつい、街中で見つけた自転車を盗んでしまう。
自転車泥棒となってしまった父は街の人々に捕まってひどい仕打ちを受けるが、
そんな父の悲惨な光景を目にして泣き叫ぶ息子のおかげで警察に突き出されずに済む。
父は失意の中、途方に暮れながらも息子に手を握られ家路に向かう。fin
なんだこの報われなさは?やり切れなさだけが観る者の胸に去来する。えーーー!?なんで名作?
https://www.youtube.com/watch?v=C_lJbSJoIuw
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