>>13 >片岡のやり口は「やらせる」というより「そうなるように仕向ける」だから
そうそう。刺したり殺したりする当人たちも「やらされてる」ことに気付かない。
でも、大友はそのへんのことは分ってて「含んだうえでの問い」に思えるけどね。
それを敢えて片岡がはぐらかしたのか?
最初は曲がりなりにも先輩後輩の情みたいなものがあって、
「ほっといたら殺されちゃう」のを心配してたんだと思って観たけど、
その直後タバコは止めたという大友に「まだ長生きしたいんですか?」って言ってみたり、
ラストは何の躊躇も無く大友に鉄砲玉をやらせようとする。
そんな片岡は基本的には「大友の命なんて実はどうでもいい」、と思ってるように見えるんだよね。
あらかじめ山王会を揉めさるつもりで、大友と繋がってたのかもしれないが、
片岡が急速に山王会潰しに動いたのは、中尾彬(役名忘れた)たち古参幹部を焚き付けたことが加藤にバレて、
立場が危うくなってきたことへの急対応のように見える。
だとすれば、大友と木下が担ぎ出されたのは偶々かとも思う。
二人は山王会と喧嘩するにはあまりに微力だもの。
二人が花菱の後ろ盾を得ることに一番懐疑的だったのも片岡だったしね。
とにかく、この映画なかなか奥が深くて味わい深い。
一度見たきりになってる人は、是非見なおすことをお勧めします。
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