映画の出来以外に、観ている人が何を経験しているかにもよります。
とはいっても、何も映画のようなドラマチックな出来事を経験している必要はありません。
ただ、色んな場所へ行き、色んな人と出会い、色んな出来事を経験しておくのが大事。
映画の中で起きる展開と、自分の記憶にある経験とか何らかの共通点を見出した時に、
物凄い快感がもたらされるからです。それは何かを発見した時の快感に酷似しています。
部屋にこもって、どれだけの映画を観ようと、人の心を打つ評論文は書けません。
それは、その人自身に他人に語って聞かせられるような経験が無いからです。
つまり、自分の経験をもとにした、説得力のある例え話が出来ないのです。
映画の評論を仕事にして成功している人は、映画に詳しい事よりもまず、社交的なのです。
これはカメラマンにも言えることです。写真なんて誰が撮っても大して変わらないだろ?
と思いがちですが、彼らもまた、アクティブで社交的だから成功している。
ネットでどれだけ情報を集めようが、掲示板でどれだけ会話しようが、人間は成長しないのです。
返信する