2010/8/16
日本で活動している韓国の映画監督、崔洋一さん(61)が、NHKの討論番組で、
韓国併合を肯定するなら歴史を語る資格はない、と別の発言者を批判して波紋を呼んでいる。
NHKで2010年8月14日に放送された「日本の、これからともに語ろう日韓の未来」。
そこで、日本側の一般市民として選ばれた古屋さんは、
韓国と日本は、同じ大日本帝国の一員だったとして、一緒に英米と戦った戦友だと主張した。
韓国併合のときは、韓国人を虐殺したわけではなく、帝国主義の時代でやむを得ずにやっただけだともした。
これに対し、崔洋一さんは、そうしたイデオロギーが日本を支配していたのは認めたものの、
そのために韓国併合があったというのは、とんでもない史観だと指弾。
そして、顔を紅潮させながら、次のように語気を強めたのだ。
「36年間にわたる植民地支配がそれによって肯定されるという考え方は、
基本的に歴史を語る資格がない!」
崔洋一さんの主張について、NHKの広報局によると、番組への電話やメールは、
2010年8月16日夕までに約1800件にも達しているという。
崔さんの怒りを買った古屋さんは、自らのブログで、
番組には編集でカットされた別の部分があることを明らかにした。
日本側出演者の1人が、日本と韓国は過去に恋人関係にあり、日本が
浮気したから韓国が怒っているなどと発言。会場内では受けたものの、
崔さんが「歴史とはそいういうものでない! 君はこの場所に一番場違いな人間だ!」
と烈火のごとく怒ったという。
返信する