わたしを離さないで
キャリー・マリガン、キーラ・ナイトレイ共演。"オリジナル"に臓器提供をして死ぬために生まれたクローンの若者たちの切ないドラマ。
センチメンタルな気分に浸れる。主人公らは提供者としての己の運命を完全に理解しているが、「アイランド」みたく必死にそれに抗うわけでもなく、
基本的に心穏やかな老人のように諦観している。
マリガンの少女時代を演じてる子役がマリガンそっくり。原作は日本人。
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田園に死す
寺山修二監督。
ウワサ通りのぶっ飛び具合だった。
一緒に観てた家族に心配された。
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アントワーヌとコレット
夜霧の恋人たち
「大人は判ってくれない」の続編2本。社会に出たアントワーヌのサエない日々。
「インセプション」での「金庫の中で回り続けるコマ」というモチーフについてノーラン監督が語っていたのを読んだことがある。
当初このシーンを「イメージ的に過ぎる」として削ろうと思っていたそうだが、試写したところ反応が良かったので残したとのこと。
全くあれを削るなんてとんでもない!あれがあってこそインセプションという概念が初めて理解できるのに。
たしかに言葉にはしにくい、全くの感覚的な理解だけど、「インセプションって結局どういうことをするの?」という疑問に対するあれ以上の説明は無い!
「夜霧の恋人たち」でアントワーヌが社長夫人の前から逃げ出すハメになってしまうシーンで、この話を思い出した。
このシーンの台詞の持つ説得力は凄い。直前までの期待感を募らせる演出もあって光ってる。
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