馬四頭をせしめたのではなく、馬の扱いが旨いということで、
アラブの富豪から、自分の馬を使ってくれと競技出場を依頼されたのではないか?
キリストの物語という副題がついてることから、
当然ながら、キリスト教に対する意図がこめられていると思うが、
この映画が、ユダヤ教とイスラム教の争いに直接絡むのか?
という点から言わせてもらえば、NOでしょう。
母と妹の豪病への償いは、ローマ人の血によって清められねばならないという、
ベン・ハーのユダヤ教的な復讐心は、イエスの磔刑を目にしたことで、
「憎しみも洗い流されたよ」という変化の生じていることからも分かるけど、
これはイエスの説いた、許しと癒しによる救済であり、
明らかにユダヤ教やイスラム教の概念とは別物だと思う。
そもそもパレスチナ問題は、イエス像の解釈違いから発生しているのではなく、
むしろ、この映画が否定している(ユダヤ人による)血で償わせた建国問題から
発生したことなので、ヨルダン川の争い云々・・は論点ズレしてると思う。
返信する