まず、松本氏の弱点は「気が小さい事」なんだよ。
タチの悪い人間とトラブりそうになったら、すぐ勝ちをゆずるタイプ。
別にヤクザみたいに怒鳴り散らせと言ってるワケじゃないんだけど、
「なんか機嫌悪いみたいだなアンタ?帰っていいよ?」くらいは最低でも言えないとさ。
体鍛えてマッチョになったけど、相変わらず気の小ささが垣間見えるんだよな。
天才は気が小さい、賢い人間はケンカしない、気が強い奴は女にモテへんし、とか考えてんじゃねーの?
仕事で結果残せば・・とか甘い考えもってたら、いつまで立ってもイイ映画撮れないよ。
そもそも映画ってのは、歌手とかマンガ家と同じで「大多数の人間」を喜ばせないといけない。
大多数の人間ってのは、宮迫とか浜田みたいに気が強い人間とは正反対のタイプだから、
「他人とのトラブルの極意」みたいなモノが、ある程度は頭に無いといけないんだよ。
一般のサラリーマンみたいに「そうですね〜そうですね〜」とか言ってる松本氏が良作なんて描けないよ。
多くの一般人は、理不尽との付き合い方に興味があるんだから、ソレを描く力が無いとダメなんだよ。
松本氏は持ち前の賢さがあるからいいけど、何も無い人間はずーっと虐げられる一方なんだから。
松本氏の映画を見る度に「芸術色しか描けないなこの人」って毎回思うよ。
絵の天才とか、速読の天才とか、ソロバンの天才とか見て希望を持つ社会人はいないって。
松本氏は自分の感性の深みを主張しようとしてるけど、一般人はソレから何を学ぶんだよ?
北島三郎の「与作」みたいに、ただ木を切って生活してるだけの人間を神々しく表現する力が映画には必要なんだよ。
タチの悪い人間とぶつかりまくる事によって、何かを見出して、ソレのヒントを伝える作品が今の日本には必要なんだよ。
長くなるから〆る。
返信する