今まで「現代日本のスター俳優」になれそうな奴って結構いたよ。
キムタクとか、押尾学とか、いしだ壱成とか、窪塚洋介とかさ。
ただ、彼らは世間に負けたな。世間の手痛い批判に負けちゃったな。
薬に手を出したり、奇行に走ったり、元気をなくしたりするのは、批判に負けたからだよ。
「俺が国民にスパルタ教育かまして腐った根性叩き直ししてやる!」っていうロック魂が足りなかった。
自分の行動や発言によって世間がザワつく様子を見て「いいぞいいぞ。じゃあ次は・・」っていう意気込みが無かった。
好きな女に冷たくされてヘコむ男のように、「世間に叩かれる期間」を楽しむ事が出来なかった。
「みんな俺みたいに強気でやりたい放題すりゃいいじゃん?」っていうノリが、自分をダメにしたな。
一般社会で生きてる人間が、同じ生き方・髪型をできるワケねーじゃん。
そうじゃなくて「俺みたいな人間でも役者ができるのはみなさんのおかげっすw」とか最低でも言えばよかったんだよ。
押尾学は「童貞は化石以下」とか言ってたけど、あのセリフは童貞達や欲求不満の女達に対するエールではなくて、
マジで童貞を見下してたんだな、って今になって思うよ。
石原裕次郎とか勝新太郎とかのマネをしてたんだろうけど、ツメが甘かったな。
「今の日本ではスター俳優なんて求めてないから、出てきても叩かれるだけだよ」って意見もあるだろうけど、
それは「学校で厳しい先生を求めてる生徒なんていないよ」っていう意見と同じでさ。
他の例えでいうと「女は男をキモいキモい言ってるから愛情注ぐ必要なんてないだろw」って意見もそう。
キモいキモいエッチなんて嫌い、って言ってるからっつって、何もしなかったら「ヘタレチンポ!」ってキレられる。
実際、今の役者は謙虚にペコペコヘラヘラして、前に出ずに小さくなってるけど、誰もスター扱いしないじゃん。
今の役者達を見て、一体誰が心躍る気持ちになれるんだよ?
長くなるから〆る。
返信する