例えば、子供向けに「絵本」っていうのがある。
イソップ物語とか、アンデルセンとか色々。「童話」ってやつだよ。
あれは、大昔の偉人達が、子供達に人生論を説くタメに作ったモノで、
小さい内から基本的なモノを、退屈させないよう、カワイイ動物とか、特殊な世界観を用いて、読み聞かせる。
もし子供達が「どーしてこうなったの?」って質問してきたら、大人達・親達が優しく解説する。
「クソ野朗はクソみたいな末路をたどるんだよ坊や?」なんて言い方は、ガキにやっても分からない。
「ギリシャ神話」ってものそうで、今で言うマンガとかアニメみたいな感じで作られてた。
神話を書く作家達は、「多くの人々が見る」っていう事に対する責任感と使命感を背負いながら物語を書いたんだよ。
今の邦画・ドラマを作ってる連中みたいに、「世の中がどーなろーが知らん。ただ俺達が人気者になればいい」って輩じゃない。
日本には、偉大な漫画家ってたくさんいるよな。今も昔も。
手塚治とか、サザエさんとか、こち亀とか。今だったらウシシジマ君とか、アフロ田中とかがそうかな。
浦安鉄筋とかチビまる子とかすごいよな。性格悪い奴とか、クズの父親とかニートの兄貴とかが「違和感なく」存在してるしw
今の邦画・ドラマの奴らって、チビまる子の親父を描けるか?世間に叩かれるのが怖くてできねーだろ。レベルが違う。
映画の場合、大人向けの絵本みたいなモノで、女の裸とか、殺人とかで人々を引き寄せて、大事な事を伝える。
俺がガキの頃、ロメロの「ゾンビ」を見た時、ただただ体が震えるだけで、怖がらせるだけの作品だと思ったね。
でも大人になって見てみると、あれは「終わりの無い日常の戦い」を描いた社会人向けの哲学モノなんだなって気付いたよ。
だからガキが見るモノと、大人が見るモノって、やっぱり分けるべきだよな。ガキがホラーを見ても泣くだけだもんな。
つまり、真剣に映画を見る人間も、ポテチ喰いながら映画を見る人間も、良い作品は面白いと感じてる。世界中でヒットする。
「俺は趣味程度でしか見ないよ」って言ってる奴らも、結局は監督の熱い思いを食らって、「何か」を感じ取って感動してる。
名作ってのはそういうモノ。
長くなるから〆る。
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