>>180 個人的には、「福島第一原発」を色濃く意味してると思ったね。
この映画全体を通じて「核」に対する日本政府の対応を風刺してるから。
シンゴジラの公式サイトにある「現実VS虚構」ってどういう意味だろう?って考えた。
それぞれ「ニッポン」「ゴジラ」とルビを振っているが…。表向き「ニッポン」と「ゴジラ」が闘っているが
そこで表現したいのは「現実」と「虚構」とのせめぎ合いなのだろう。
巨大生物の出現に対して事なかれ主義からの決断の遅れ。
肥大化した政府での省庁ごとの縦割り行政の中、誰が責任を持って対処するか明文化されてない事から起きる無責任。
分野によって分業化専門家する事で横の連携が取れていない。組織全体の軋み。
「虚構」と言うのは巨大な政府組織であって無駄な会議を繰り返し最終的にはハンコを押すだけ、
「現実」と言うのは支える数多の人材。役所の中から横断的に組織された対ゴジラチーム。ニッポンの根っこにある魂のようなモノを見た。
ゴジラを「福島第一原発」のような巨大な災害と捉えた場合、真の勇者は捨て身でゴジラに凍結剤を注入し全滅した部隊。
フクイチの初期対応に参加した自衛隊・米軍・東電作業員のような身を危険にさらした現場の人だろうな。
子供たちのヒーローとなったゴジラではなく、原作回帰としてのゴジラの意味を表現していると思った。
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