昔の邦画ってのは、役者とかの髪型とか服装がダサい。
なんか、現代人の自分達と違う生き物に見えるし、ズレてるように見える。
白黒だし、角刈りだし、ケータイ持ってないし、しゃべり方も変。
でも、今の現代日本人は、その人達をバカにできる程のスペックなんて持ってない。
当時の役者達の方が女の扱いがうまいし、人付き合いもうまいし、根性もある。
本屋とかに「女にモテる方法!」とか「自己啓発本」とかが羅列してるけど、
そんなモン見るよりかは、昔の邦画を見た方が100倍いいよ普通に。
昔の白黒映画で「カサブランカ」っていう有名な作品がある。邦画じゃないけど。
その作品の有名なシーンがあって、そのシーンのセリフは今もネタにされるくらい有名。(「君の瞳に乾杯」もこの映画から)
女「昨日の晩はどこにいたの?」
男「そんな昔の事は忘れたよ」
女「今度いつ会えるの?」
男「そんな先の事は分からない」
で、女はふてくされて、ヤケ酒を飲もうとするんだけど、
男は「飲みすぎだぞ、もう家に帰るんだ」って言って手を引っ張るだけ。
つまり、弁解もしないし、なだめようともしない、ただ体だけをいたわる、っていうシーン。
女は自分の頭の世界で判断したがる生き物だから、質問にはあえて答えない。
女の事は好きだから体をいたわるけど、女の頭の中まで支配しようとしない紳士的な対応だよ。
相手の女が自分の事をダメ男に見ようが、誠実に見ようが、そんなの好きにしろ、って感じでさ。
女が自分を否定したからといって、自分の生き方には誇りを持ってる。なにも恥ずかしくない、ってな。
昔の映画って、そういう名ゼリフ・名シーンって超多いよ。邦画もそう。
恋愛だけじゃなくて、嫌な奴との付き合い方、厳しい社会で元気良く生きる方法を伝えてるモノが多い。
やっぱり日本人なら昔の邦画がオススメだな。欧米モノもいいけど、結局「日本の大先輩」の姿を見た方がいい。
ではおつかれ。
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